さよならストレンジャー

くるりの1stアルバム。今聴き返すと、昔とは別の感慨がありますね。
・ランチ
…短いけれど、一番くるりらしい曲だと思う。珈琲は冷めてしまったよ。
・虹
…情景を切り取った感じ。その景色はいい感じに色あせている。
・オールドタイマー
岸田繁の電車好きぶり発揮といったところかw走れー!!
さよならストレンジャー
…何でこんなに悲しいんだろう。気だるい悲しみの理由を探してみる。
 ”さよなら さよなら 君の顔 日食みたい 記憶が遠くなってく”
・東京
…前奏が好き。メロディが好き。歌詞が好き。声が好き。とにかく良い。
 ”君がいない事 君と上手く話せない事 君が素敵だった事 忘れてしまった事”
トランスファー
…めぐる季節も想い出もはぐれてしまって、見失って迷いながら独り歩き出す。
 ”壊れない心を 壊れない発条の愛も 発車聴こえない ただ強く歌を歌おう”
・傘
…曲が激しくなる箇所で、内側から悲痛な叫びが押さえ切れずに溢れ出す。
 ”無理やり笑って お願い笑って 幸せな、何も考えない幸せ”
・ブルース
…前半の痛みをやわらげるように、後半ではやさしいランチのメロディに繋がる。この最後の曲で、今までの気だるさや悲しみは自分の内面に帰っていく、たぶん。
 ”夜更かしはつらい 何故って朝が来ない 血の味がする 血の味がする(前半)”
 ”手をつないで帰ろう 出会った場所へいつでも 花を花を飾ろう 決して枯れない花を(後半)”
と、こんな感じに特にお気に入りの曲達について解説してみました。
思いっきり主観的に述べてみたので、あくまでも解釈のひとつとして読んでください(苦笑)
ちなみに、歌詞カードに載っている写真は、どれも京都ですね。
烏丸北大路の交差点、北大路らへんの鴨川、京阪の深草駅立命館大学の地獄の階段(ものすごく長い)…etc.どれも知っている光景。
くるりを聴いていると、京都に住んでて良かったと思うのです、はい。

さよならストレンジャー

さよならストレンジャー